エビバディ!!
2025年5月27日 株式会社リミックスポイントが発表した
「暗号資産の追加購入に関するお知らせ についての解説です。
記事リンク
https://finance-frontend-pc-dist.west.edge.storage-yahoo.jp/disclosure/20250527/20250527567188.pdf
⇩YouTubeで解説
このIR文書「(開示事項の経過)暗号資産の追加購入に関するお知らせ」は、2025年5月26日に暗号資産(主にビットコイン)を追加購入したこと、およびその時点での暗号資産の保有状況や、今後の会計処理に関する見通しを投資家に対して説明する目的で開示されたものです。
以下、各項目ごとに詳しく解説します。
◆ 全体の趣旨
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2025年4月24日の取締役会で決議された「総額10億円の暗号資産購入」のうち、すでに5億円分を購入済みであり、
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今回、新たに残りの5億円分を購入した(=合計10億円の購入が完了した)ことを報告しています。
◆ 第1項:今回購入した暗号資産の概要
| 内容 | 詳細 |
|---|---|
| 購入した暗号資産 | ビットコイン(Bitcoin, BTC) |
| 購入数量 | 31.89792664 BTC |
| 平均取得単価 | 15,675,000円/BTC |
| 購入金額 | 500,000,000円(5億円) |
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つまり、1BTCあたり約1,567万5,000円で、合計約31.9BTCを5億円で購入しています。
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これにより、4月24日決議の「10億円購入計画」が完了。
◆ 第2項:保有する暗号資産の全体状況(2025年5月26日時点)
同社が保有している暗号資産の一覧と、それぞれの簿価・時価・評価損益が記載されています。
用語解説:
| 資産 | 保有数 | 簿価 | 時価 | 評価損益 |
|---|---|---|---|---|
| BTC(ビットコイン) | 680.7260793 BTC | 8,689,106,437円 | 10,679,564,968円 | +1,990,458,531円 |
| ETH(イーサリアム) | 901.44672542 ETH | 246,985,504円 | 328,368,195円 | +81,382,691円 |
| SOL(ソラナ) | 13,920.07255868 SOL | 262,908,410円 | 351,231,270円 | +88,322,860円 |
| XRP(リップル) | 1,191,204.799501 XRP | 374,819,737円 | 395,066,645円 | +20,246,908円 |
| DOGE(ドージコイン) | 2,802,311.99657 DOGE | 69,306,780円 | 89,830,913円 | +20,524,133円 |
| 合計 | — | 9,643,126,868円 | 11,844,061,991円 | +2,200,935,123円 |
※脚注にある通り、ビットコインの簿価には今回の追加取得(10億円)も含まれています。
◆ 第3項:今後の見通し(会計処理・業績予想への影響)
ポイント:
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業績予想には含まれない分もある
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2025年5月15日に開示された「2026年3月期の連結業績予想」には、2025年4月1日時点で保有していた暗号資産の評価益は含まれている。
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ただし、それ以降に取得した暗号資産(今回の10億円分など)の損益は反映されていない。
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著しい影響があれば速やかに開示
今後、業績に大きな影響が出る場合は、適時開示を行う方針。 -
評価損益の扱い
記載の「+22億円超の評価益」は、すべて2026年3月期の損益に反映される予定です。
◆ 補足と投資家向けのポイント
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短期的な損益が暗号資産の価格変動に大きく左右される体質であることを意味し、業績のブレが大きくなる可能性もあります。
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一方で、現在は価格が上昇しており、大きな含み益が出ている状況。
✅ 1. ポジティブ要因(株価上昇につながる要素)
● 暗号資産の含み益拡大
● 暗号資産投資への積極姿勢
● 暗号資産バブルの恩恵
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2025年後半~2026年にかけて、ビットコインやイーサリアムなどが再び上昇局面に入ると、
リミックスポイントは純粋な「資産リターン」だけで業績が良化する可能性が高い。 -
その場合、テーマ株的な人気が再燃し、短期的な株価急騰も想定される。
⚠️ 2. リスク要因(株価下落につながる懸念)
● 暗号資産の価格急落
● 業績の実態が見えにくい
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暗号資産関連の評価益は実現益ではなく、あくまで含み益(未実現)。
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本業の収益力が相対的に不明瞭になっており、「一時的な資産効果に頼る構造」と見なされれば、評価は割れる。
● 投資家心理の変化
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暗号資産に対する投資家の見方が変われば、「テーマ株」としての魅力が薄れ、株価も急落する可能性。
📊 3. テクニカル・需給の観点
🔎 4. 今後の株価見通し(仮説)
● 短期(1~3か月)
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ビットコイン相場に連動して株価も変動しやすい。
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BTC価格が1BTC=1700万円超など、さらに上昇すれば、株価も連動して上振れする可能性あり。
● 中期(~2026年3月期)
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現状の暗号資産含み益が実現益として確定してくれば、株価には持続的な支援材料。
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一方、BTCが反落した場合は、業績予想とのギャップにより失望売りが出る可能性もある。
🧩 総合的な見解
リミックスポイントの株価は今後、
「ビットコイン相場に強く連動するハイベータ銘柄」
として評価されやすいです。
暗号資産の市況次第で、投資妙味も大きい反面、リスクも非常に高いため、
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短期的なテーマ株投資を狙うトレーダー向き
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中長期での保有には、市場や企業の開示情報を密にフォローする姿勢が重要
といえます。
いかがだったでしょうか。
くれぐれも株への投資はご自身のご判断で。
エビバディ!!